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いかがでした、10連休? [日本考]

毎年4月末から5月初めは祭日が多く、ゴールデンウィークと呼ばれています。今年は天皇陛下の生前譲位があり10連休、スーパーゴールデンウィークとなりました。

何をわかりきったことを書いているのでしょうねぇ?

大型連休は果たしてゴールデンなのでしょうか。

みんなが一斉に何日も休むことは、人々の幸せにつながるのでしょうか?

交通機関は電車も車も、ヒコーキも混み合います。人混みに圧されたり、渋滞で余分に時間がかかったり、予約が取りにくかったり、高かったりします。交通事故も多いものです。

行った先でも混雑に遭い、順番待ちになったりします。ホテルや旅館も、混んでいる上に高いです。何か良いことはあるのでしょうか?国を挙げてバカなことをやっているような気がしませんか?

皆が一斉に休みをとって出かけることのメリットって何なのでしょう?一斉に休みをとるといっても、本当に皆がとれるわけではありません。公共交通機関や行楽施設は勿論のこと、一般の商店もほとんど営業しています。

10連休だ、それ休みだ!となるのは、学校や官公庁、銀行などです。これらに勤務する人たちは、家族が皆休みとなり、お出掛けの絶好のチャンスとなります。そうでない人は「連休!」などどこ吹く風です。

ということは、こういう公休のとり方は、一種の優越感、職業に基づく差別意識の表現形なのかもしれません。十日も休みをとって豪華に出掛けたり休息したりしようとして、あちこちで不幸に遭っている。だから差別されているほうも、そう目くじら立てない。

これが日本の休暇のとり方なのかもしれません。いくら連休を作っても国民の幸せは増えない。なんか、貧しくありませんか?

他の国はどうなんでしょうねぇ。休みのとり方がうまいと言われているのはドイツです。

下記のサイトに依ると
www.jil.go.jp/foreign/jihou/2011_7/german_01.html
ドイツでは連邦休暇法(BUrlG)に基づき、6カ月以上の継続勤務をしている労働者は年間で最低24日間の有給休暇を取得する権利が保障されている。2011年の労働協約で合意した有給休暇の付与日数は、大半がこの法定基準を大幅に上回る30日だった。

とのこと。しかもこの有給休暇を、ほとんど誰もが堂々と、ほぼ100%とっている。日本の場合は、有給休暇の日数がほぼ半分で、取得率も半分以下とのこと。しかも、ドイツの場合は、病気による欠勤は有給休暇とは別枠とのこと。

要するに、各自が自分や家族の都合に合わせて好きなように休みをとり、活用しているんですね。こうすれば、行楽地に人が一斉に集中することはありません。行楽地のほうも、時期による偏りが少なく、年間通して稼働できます。官公庁や金融業の不便な閉庁・閉店続きも減ります。

そろそろ本気で休み方改革をしないといけませんよね。祝祭日を増やすのではなく、有給休暇制度を充実させる必要があるのでは?

わかっているのに、なぜこれが実現できず、「史上初の大型連休」などとはしゃいでいたのでしょうね。このレジャー貧困の原因はどこにある?

政府のリードの悪さも大きな一因でしょう。働き方改革とか言って、自由に働く制度の導入に力を入れていたように見えましたが、自由に働き、自由に休みをとるという働き手の視点に立った改革ではなく、働き過ぎによる過労死などの不都合の責任を、働き手の自己責任に依るものとしたい雇い主側に立った改革だったのです。

そんなことをしている場合ではありません。働く人を幸せにする方策を練らなければなりません、いまや。

働く側にも、問題がありそうです。 どうも日本人はワーカホリックに陥る人が多いようです。仲間と力を出し合って会社の業績を上げようとしていると、個人や家庭の事情で自分だけ休暇をとることはチームプレーを阻害するように思えるのです。

集団への帰属精神が個人や家庭生活を重んじる気持ちより強くなりがちなのです。言うまでもなく、仕事は食うためです。食うのは生きるためです。食うために生きているのではなく、生きるために、つまり自己充実のために食うのです。

こういうことを解り合っているから、ドイツでは有給休暇を当然のごとくとるのでしょう。仕事は手段、目的ではありませんから。

中には、自己充実、自己実現と仕事とが直結している人もいるでしょう。それが勘違いでなければ、休暇の話は二の次、健康と周囲の人との人間関係を大事にすることを忘れずにご活躍くだされ。

休日の在り方については、働く大人の意識の問題の他に、学校の問題があります。大人がとる有給に合わせて、子どもも学校を休めないと家族のレジャーが成り立ちません。

学校生活も家族のレジャーを認め合う寛容な精神が必要です。大型連休の時だけ「みなさん、どこか行ってきましたか?どんな連休だったか、発表し合いましょう」との一斉思考はやめないといけません。連休に休みがとれない親もたくさんいるのですから。

普段から「今週は○○さんは家庭研修でお休みです」とクラス全体で受け入れ合わないといけません。その間の勉強は、自習で埋めなければなりませんが、家族と本人の努力、友達の協力などかあればどうにかなるでしょう。

みんなと同じように振る舞うことを大事にしていると、出かけるときはみな一斉に出かけることになります。皆が楽しいかといえば、他人と同じことをしたという満足感はあるかも知れないけれど、実はあちこちで渋滞にはまってストレスが溜まったということになりかねません。

以上、一斉休暇について考えてみました。

おまけの写真を2枚。
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 ゼラニウムです。

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 ツツジです。ツツジはもう最後ですね。咲くのも早いけど散るのも早いですね。


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