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戦争を永久に放棄した国が戦争をやるのか? [日本考]


 今日もとうとうパソコンにゆっくり向かえる時間はありませんでした。そこで寝床スマホです。メモ帳に親指で書いています。(と書き始めたのは昨夜のことです)

 何をしていたか?と考えてみるに・・・家事雑用ですね、日頃の怠慢、先送りがこの時期になると響いてきます。

 前向きなこととしては、これも帳尻合わせにすぎませんが、バイト探しを始めました。例のクルマを買うことになった対策です。この歳して、就活して、さてうまくいくのかどうか?

 さてさて気になるのは日本の政治です。
 北さんがまたまた大きなミサイルを打ち上げました。アメリカさんが軍事オプションを採りかねない状況です。そんなことになれば、日本はその瞬間から参戦ということになります。国民にその気がなくても、政府が、集団的自衛権の行使に踏み切り同盟国と共同行動を取る方向に舵を切ってきましたから。また、どんなオプションを採ろうと支持すると兼ね兼ね言ってきましたから、北から見ても、当然攻撃対象にするでしょう。

 アメリカの軍事オプションがどんな結果に終わるか、先のことはわかりません。あるいは、比較的少ない被害でアメリカの思いに近い結果が出るかもしれません。一方で、ロシアや中国をも巻き込み、場合によっては、世界大戦級に戦火が拡大してしまうかも知れません。
 どちらにしても、韓国と日本の受ける痛手は相当に大きなものとなるでしょう。(このあたりまでゆうべ寝床で打ちましたが、仕上がらなかったので投稿を諦めて寝込みました。そして今日、昼間はまたいろいろあって、夜になりました。続きを行きます。)

 リスクの大きなことですから、軍事オプション以外の方法を考えるべきですが、万一、アメリカが武力による解決を考え、行動を起こしたとき、日本は、戦禍がどの程度及ぶかということとは別に、それ以前に、戦後最大の、決定的な過ちを犯すことになると思います。
 既に2015年9月に安保法制を成立させて、憲法から逸脱してしまっていますが、政府の行為が著しく逸脱したわけではありません。ところがこの度アメリカが北朝鮮に対して武力行使を開始すれば、日本は自動的に、北朝鮮と戦争状態になるのです。
 300万人の犠牲を出し、周辺国から恨まれ、原爆を二度も落とされた国の反省から生まれた憲法の平和主義を、完全に反故にしてしまうのです。

 わが国の憲法はご承知のとおり、その前文で
「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し」さらに「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と謳っているのです。

 そして憲法9条では
「1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」としているのです。
 このような憲法を持つ国が、隣国とあっさり戦争を始めてしまうのですか?国の歩む方向が180°違っていませんか?言っていることとやっていることが真逆ではありませんか?

 トランプさんの腹次第で、そんな出鱈目な国になり下がるのです。そこまで運命共同体にしてしまったアベ政権が、もちろん悪いのです。せめて、未遂の内に安保法制の見直し決議をやりたいものですが、戦争が始まってしまえば、その機会もないまま、世界に出鱈目国家の実態を晒し、その印象を与えてしまうのです。

 国の在り方として大変大きなマイナスではないでしょうか?


 以下はおまけの写真です。

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 桜の咲くころ定点撮影するところの秋景色です。
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 そこからカメラを右に振りました。

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 まだ秋のよさが残っていました!
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密約外交のなれの果て? [日本考]


 昨日のニュースは、なんといってもこれでしょう。朝日新聞デジタル(無料)より

【 (社説)森友・加計―解明は首相にかかる
11/29(水) 7:00配信

 衆院の予算委員会はきのう、野党各党が質問に立った。
 改めて浮かび上がったのは、森友学園への国有地売却があまりにも不自然だったことだ。
 立憲民主党の川内博史氏は財務省幹部にただした。
 近年の同種契約のなかで、売却額を非公表にした例は。分割払いや、売却を前提にした定期借地契約を認めた例は……。
 「本件のみでございます」と4回続いた答弁が、異例の扱いぶりを雄弁に物語っている。
 だが結局のところ、募ったのはもどかしさと疑問ばかりだ。
 なぜ、そんな特別扱いをしたのか。学園の籠池泰典前理事長らと交流があった安倍首相の妻昭恵氏への忖度(そんたく)は、あったのか否か。…… 】

【だが結局のところ、募ったのはもどかしさと疑問ばかりだ。】
と朝日社説は括っているが、これだけ異例のことが原因もなく起きるはずがない。このおかしな行政の説明は明らかに政府側にある。アベ夫妻への忖度がなかったとするなら、他の理由を説明すべきである。何も無いのにこのような異例の扱いがなされるとすれば、国有財産管理者の管理責任を問うことになる。それもする姿勢が見られないとすれば、この国のガバナンスはどうなっているのかということに尽きる。
 もどかしさと疑問、野党の追及不足とかを指摘している段階ではない。「何じゃ、この国の政治は?」とマスコミから総すかんを食らって当然の失態である。

 これ以上追い詰めなければらない理由は最早ないと思う。十分決着している。あとはメディアと茶の間次第。茶の間は政治への関心が薄いから、結局メディアにかかっている! ということでしょう。


 日米関係というか、米日関係というか、この実態を大変わかりやすく解説しているブログ記事を見つけましたので、ご紹介します。拡散に値すると思います。
 ファルコ84さんの「おかしな軍事的隷属体制」
 http://falco84.blog.so-net.ne.jp/2017-11-22


 昨日は市内の病院に紹介状を持って行ってきました。早朝の順番取りはできなかったため、10時過ぎに総合受付を訪ねました。終わったのが13時半ごろですから、やはり2時間半ぐらいは待たされました。今度はおとなしく待っていました。採血検査をして、4週間後のエコー検査の段取りをしてもらいました。

 初診ですからある程度待つことは覚悟していたのですが、総合受付の前も内科の前も、電波が圏外、スマホが使えないのは想定外でした。その代わり、テレビが数ヶ所吊ってあって、国会中継をやってました。「オ、嬉しい」と思ったのですが、音無しです。アベさんの誠意のない答弁の映像を見て満足する人が、一体世の中にいるのでしょうか?

 次回は読み物を持って行くことにします。
 終わってすぐ、歩いて帰れるところはいいですねぇ!

 ご近所で山茶花を撮らせていただきました。
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 本日は以上です。お付き合いいただきありがとうございました。

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世界標準からどんどんずれてきている日本 [日本考]

 今日の話題は二つ、どちらも昨日のできごとです。

 まずは動かなくなったクルマの顛末から。
 昨日の10時ごろ、セールスマン氏がトラックでやってきました。ひとりでやってきたことに、まず驚きました。レッカー車で運ぶのか、クレーンが付いている車で吊り上げて載せるのか???見当がつかなかったのです。
 こんなクルマ(長いトラック)に、貸してくれる代車を載せてきました。
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 それを降ろして、駐車場から動かない車を押し出して、ワイヤーを伸ばしてきて
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 運転席に乗り込んで、ワイヤーの巻き上げをリモコン操作して
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 なるほど、独りで載せることができるんですね
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 載せた車をしっかり固定します、下のほうで
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 これで積み込み作業はおしまい。代車の操作法を教えて、「ではまた!」ものの30分だったでしょうか。お見事!

 さてさて、2時間ほど遡ります。
 8時からのテレ朝、モーニングショーで、サンフランシスコが中国系市民の造った慰安婦像の受け入れを決めたことに対し、大阪市が姉妹都市の契約を解消することにしたニュースを報じていました。日本軍の従軍慰安婦問題がきっかけになっているので、日本人にとっては名誉な話ではありませんが、女性の人権を守ろうという主張である以上、向きになって反対することは、まことに奇異なことです。
 日本人て、なんなんだ、何考えてるんだ?と思われかねない、大阪市の反応ではないでしょうか。

 続いてのニュースが
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 これでした。
 「日本人は北朝鮮との戦争を望んでいる」とNewsweek誌が報じたのです。テレ朝さんは「なぜ誤報を記事にしたのか」という取り上げ方をしていましたが、アベ総理の言行と自民党にあれだけの議席を与えた選挙結果を見れば、そう感じられても仕方のないことです。よその国からそのように見られる外交をしているのです。見られるだけではなくて、「話し合いを求めても進展はない、今は圧力をかける時だ。どんなオプションを取ろうと、日本は全面的に同盟国・米国を支持する」などの言動には、「アメリカさん、今、叩いてくれ、今、やってくれ」の心境が隠しようもなく出ていると言ってもいいでしょう。
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 アメリカのメディアがこういう記事を載せるということは、アメリカの行動を同盟国日本が支持してくれているという関係ではなくて、日本に煽られて、本来望んでいない戦争をやってしまうかもしれないという危機感を持っているということです。

 これは、大問題ですよ。アベ政権を容認し続けるということは、日本人が奇異の目で見られる続けることにつながり、ひいては世界人類の流れから孤立していくということになりかねません。
 そんな兆候が見え始めているのです。

 本日は以上です。なかなか時間ができなくて、みなさまのブログを思うように訪問することができません。時間ができましたら飛んで伺いますので、ご容赦くださいますよう!


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日本列島の官災 [日本考]

 むかしエッセイクラブをしていたときのお仲間で時々原稿を送ってくれる人がいます。韓国の新聞社に勤めていた人で、韓国の人と社会に精通していると言ってもいい人です。

 今回送られてきた原稿のタイトルは「災害列島と人災半島」。そこにはこんなことが書かれていました。

 まず日本列島については  ( )書きは筆者が加筆
【 6年前の東日本大震災をはじめ、昨年の熊本地震など多くの災害が日本各地を襲い、その土地に暮らす人々に大きな打撃を与えてきました。日本を災害列島と規定し、災害復旧にいかに取り組むかが時の政権の命運を制することもあったという歴史家の本を読み、なるほどと思いました。ですから地球規模の天候や地政学的な条件のもとに日本が災害列島という宿命から逃れられない、(すなわち)日本は災害列島であ(ります)。

 地震や津波、台風などの多発する災害列島の住人は、恐怖や挫折を何度も味わってきました。そのたびに気を取り直し、復興に努力し、あるいは気力を失っていったのでしょう。その中で心ある者は上下を問わず、数年、数十年、数百年ごとに襲ってくるかもしれない災害の恐怖と、それに対応する知恵を伝えてきました。いつ起こるかわからない災害に備える努力やその継承は容易ではなかった筈です。こうした災害に普段から備えておくことは、列島に住む人々の気質形成にも影響してきたことでしょう。用意や備えをしっかりしておけば、たとえ災害に遭っても被害を少なくすることができる、ということを学習してきたのだと思います。それが列島に住む人々を勤勉にする要因の一つに作用したことは間違いないと思います。 】

 ついで朝鮮半島については
【 最近、イザベラ・バードというイギリス人女性旅行家が書いた「朝鮮紀行」を読んで、官災の実態というか意味が、目からうろこが落ちるように納得できました。彼女は62歳の時に1894年の日清戦争当時の朝鮮を訪れ、その後3年余り、4度にわたり朝鮮各地を旅行し、首都ソウルの印象、政治、風俗、気候、人々の暮らしや民俗信仰など、見聞したことや後に調べ分析したことなどを著書にまとめています。ここでは官災についてのみ紹介します。 】との前置きの下

【 朝鮮では上は大臣から下は下級役人にいたるまで官僚・役人の腐敗(官職の売買)など、搾取がいかにひどいかを見聞したエピソードを例に記述しています。例えば税の徴収では、上からの指示に中間の役人が自分の取り分を上乗せして下の役人に指示し、末端の役人はそれに自分の取り分を上乗せするので、庶民は本来の税より3倍近いものを支払うことになるといいます。さらに裕福な農民がいるという噂があれば、それを知った役人が借金を申し込み、断れば捕らえて鞭打ちの刑に処し、金を出すまで釈放しないという嘘のようなエピソードが何回も紹介されています。だから彼らが怠惰で無気力に見えるのは、最低限食べられるだけのものを持てば良いという考えに支配されているからだと分析しています。

 ただ彼女は…朝鮮北部と国境を接するロシア領に暮らす朝鮮人の集落を訪ね…朝鮮人は勤勉であり、官僚の搾取がなければ豊かな生活が享受できるのだと言っております。…朝鮮人は官災を忌まわしく思っていたのでしょうが、それを宿命のように受け入れてきたのでしょうか。

 わたしは30年近く前…韓国に2年間滞在しましたが、日本のような地震、津波、大雨や暴風などにほとんど遭いませんでした。…日本のような高い山がなく河川…が…悠然と流れている風景を目にして、豊かで肥沃な国土に恵まれていると思いました。…こうした風土に恵まれた人々が貧しい生活を強いられ、国力を養うことが出来ずに、やがて19世紀に列強の角逐場となり、仕舞には日本の植民地となったことを想像することが難しかったのを覚えています。人々ははっきり思ったことを口にして言いあい、ぶつかり合うことを恐れません。こうした気性と災害が少なく豊かな国土に恵まれた人々は、同胞である役所や官僚から致命的な災厄を受けてきていたのでしょう。

 イザベラ・バードが旅行記を書いてから120年近くが過ぎ、今日の韓国においては当時のような露骨な搾取はないと思いますが、やはり官災は依然として残っているような気がします。昨年から今年にかけて、朴槿恵前大統領の収賄疑惑に対する弾劾、訴追の一連の動きは、政治的報復という意味合いも感じますが、一方で官災の構図も見えてきます。たとえ大統領自身にその気持ちはなかったにせよ、友人が大統領の権力を利用して財閥企業に名目はなんにせよ多額の資金を要求していたことは事実だからです。いわば韓国人が当たり前のように、伝統的に受け入れてきた“慣習”に大統領が無自覚であったと言わなければなりません。そういう意味で政権が代わっても同じようなスキャンダルは必ず起こるでしょう。

 上は大統領(大統領自身でなくその権力を利用しようとする者)から下は役所の窓口の下級役人に至るまで、官僚・役人の搾取は宿痾のように残っているような気がしてなりません。わたしも…滞在中に、…似たようことが2、3ありました。友人知人からそれぞれに多様な話を聞きましたが、金品を要求されることは同じでした。… 】と、役人による庶民に対する金品の要求という社会風土が指摘され、

【 韓国(北朝鮮を含めて)から官災がなくなることはないでしょうが、人々がその弊害を一層自覚し最小化する努力が行われれば、韓国は国民全体が現在より豊かになり、住みやすい国になると思っています。日本と同じような気候にもかかわらず災害が極めて少ないからです。隣国韓国が真に自らの恵まれた風土の上に民族の力を発揮すれば、日本に対する考え方も変わってくるかもしれません。自分たちがいかに恵まれている環境にあるかを知ることになるのですから。】と結ばれています。

 社会風土というのは、外国人の目にはよく(=わかりやすく鮮明に)映るものだと改めて思います。120年前のイザベラ・バードの指摘も、その指摘を追認するこの文の著者の感想も、朝鮮半島の社会風土の特色を言い当てているものと思います。


 さて問題は、では日本には官災は無いのか、あるのは自然災害だけなのか?という心配です。昨今のアベ政治で、それがたいへん顕著になってきている折ですので、無いとはとても思えません。あるのです。では日本の官災の特色はいかなるものでしょうか?

 まず、半島型の、役人による民間人への金品の要求というのは少ないように思います。贈収賄罪の適用が徹底しているからでしょうか。歴史的にも少ないと言えるかもしれません。重税に泣かされることはあっても、中間や下級の役人が不正に取り立てて私腹を肥やすという例は少なかったように思えます。島国で閉鎖的な社会のため、家柄や名誉を大事にしたためでしょうか。

 現代日本の場合は、役人はある程度の社会的地位と収入の安定性を獲得していますから、金品を、法を犯してまで求めようとすることは少ないと思われます。あるとすれば、公金をわからないように着服したり、特定の業者に予算(仕事)を回して、リベートや政治献金をもらうという、犯罪として発覚しづらい形の官災・官害だと思われます。

 誰かが搾取されてひどい目に遭うというのではなく、知らないところで、誰かが社会の甘い汁を吸っているというパターンでしょう。この場合の被害者は、社会全体。ダメージが大きいのはやはり経済弱者、場合によると、赤字財政のツケを負わされる次世代の人かもしれません。

 日本型の官害の特色は、金品の授受よりも、上司の意向に対する部下の忖度にあると思われます。官僚機構は組織社会ですから、法令の範囲で、上司の指示・命令に従うことは当然のことですが、確たる指示・命令がないのに、部下が上司の意向を察知して、行政権を恣意的に行使してしまうのです。
 昨今問題になっているモリ・カケ問題がその典型です。

 上司や政権の意向が崇高ならば、官僚が気を利かせてスピーディーに政策を実現するのですから大きな問題はなさそうですが、行政が恣意的になされるところに大きな問題があります。恣意的ということは、平等性が損なわれる、慣例が守られない、予算が狂うなどの問題が起こり、行政に歪みが生じます。

 被害はどこに発生するかというと、国家予算など公的資金に無用の支出となって現れます。ただちに誰の懐が痛むという話ではないので、つい見過ごされがちです。しかしこれは悪事です。害です。ですから発覚すれば追及されます。

 追及されたときに、また日本型の特色が出ます。忖度して動いた役人は、上司の意向に沿っての行いに、罪の意識を持っていないのです。実は内密に指示があればなおさらですが、政権や上司と一体になっての行政執行ですから、不正を追及されたときには、すべてを包み隠します。真実を、証拠を隠滅してまで闇に葬ります。その行いにも、おそらく罪の意識はないのでしょう。始末が悪いとしか言いようがありません。

 どこからどこまでが誰の責任で、またどこからどこまでが誰の責任で…ということが、一切わからなくなります。個人の責任意識が極めて薄いのです。日本は、時として「サムライ日本」を誇りにしますが、脇差を差していたころの侍は「武士に二言はない」と言って、事実を重んじ、自分の言葉にもきちんと責任を負っていたのです。

 表沙汰になれば追及されかねないことを、役人はなぜ忖度してやってしまうのでしょうか?これは、見返りがないとできないことです。金品をもらえば収賄ですが、昇格となれば、そのようなそしりは受けません。役人の世界は、上司が人事権を握っていて、上司の評価が立身出世を決めていると言っても過言ではありません。

 日本型の官害は、上司の意向を忖度して、自らの地位を高めるというところに特色があると言えるでしょう。半島型が「下を向いて吸い上げる」だとしたら日本型は「上を向いて吸い上げてもらう」。森友問題でしらをきりとおして真相を闇に葬った財務省の佐川理財局長は国税庁長官におなりあそばせました。

 一方、忖度の煽りを受けて一度舞い上がった民間人・籠池夫妻は、一転、急降下、逮捕・拘束される運命となりました。また一方、さらにスケールの大きな疑惑がもたれている加計学園問題の当事者は、国会証人はおろか、記者会見一つしていないという、列島に住む人の人生を翻弄する不平等が生じています。

 これみな、今、列島に起きている官害・官災です。自覚しないと間違いなく治りません。頻繁に起こる自然災害に加え、官災が続く限り、消費税をいくら上げても、この国の財政が立て直されることはないでしょう。また、天災はともかく、官災にまで痛めつけられたら、たまったものではありませんよ。

 官災といえば、「集団的自衛権の行使」とか「とにかく圧力をかける」とか言って戦闘行為に近付いている現政権の外交姿勢によって、戦争状態、あるいは戦乱に巻き込まれるようなことになったら、官害どころではない悪政がもたらす政治災害ですよ。防がねばなりません!

 知人のエッセイを拝読して以上を感じました。お付き合いいただきありがとうございました。おまけに一輪添えます。テッセンでしょうか?10月中ごろ咲いていました。

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日米安保依存症? [日本考]


今日は平和のための戦争展で「平和コンサート」を拝聴してきました。

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このことも書きたくてしようがないのですが、二つ前の記事に
「昨日、一昨日の拙ブログの記事に寄せられたコメントについて思うことを書き始めたのですが、何かと用事が発生して、途中で止めました。今日少しばかり続きを書いたのですが、まだ未完成で公開できません。」と書きました。その件が気になるので、今日はそちらを仕上げます。

10月5日の記事に gonntan 様から次のコメントが寄せられました。

【 他国からの侵略ということが
蒙古襲来だけであった日本。
それが、侵略ではなく占領として
72年間も続いています。
占領されているという感覚すら無く
アメリカ様々で喜々として従属しているのです。
占領されていることには気づかず
中国北朝鮮から侵略されたらどうなると考える。
勿論自由という視点から見れば
中国北朝鮮は論外ですが
従属しているという事実は無視のままで良いのか?
そろそろ本気で主権を確立しなければなりません。
それが真性保守の役割です。 】

お返しのコメントを今朝がた(6日朝)考えました。

【 gonntan さんへ
> 侵略ではなく占領として72年間も続いています。
これが日本の置かれた最大の課題ですが、周辺国に脅威を感じると、日米同盟頼り一辺倒になってしまう。
これが八割方じゃないですか?
おっしゃることは正論なんですが、全然議論に、争点に、上がってこない。
誰かが指摘しても相手にされない。
困ったことです。
戦争に負けたアメリカに守ってもらうことしか考えていない。
それでいて戦前の日本も悪くなかった、戦後レジームからの脱却とか言い出す。
それが愛国主義だと思っている。どう考えたって矛盾してますが、世論の八割が、あるいはそれ以上がそう思っている。
これが日本の現実なんですね、選挙となると、一層この問題に直面させられます。
> そろそろ本気で主権を確立しなければなりません。それが真性保守の役割です。
これが正論なんですがねぇ、程遠いですよねぇ・・・】

同じく majyo さんからも寄せられました。

【 gonntanさんが書かれていますが、本気出して主権確立ですね。
自衛隊がアメリカの指揮下にあるのに、憲法に明記してどうする!
先に主権確立してからですよ。 】

わたしのお返しのコメントは(一部修正)

【 majyo さんへ

> 本気出して主権確立ですね。
そこに問題があるのに、周辺国に脅威を感じると日米同盟様様になってしまう。
それでいて、負ける前は良かったなどと言い出す、思っている。
軍事力を強化して自力で周辺国を圧倒するようにならないと、アメリカからの独立は考えられないのでしょうね。有り得ないことですが、これが安全な道だと思っている。危険極まりないことだとは思わない。
あ〜あ、正論は山のあなたの空遠く・・・ですね! 】

身近なのに解決への道がきわめて遠いこの問題は、どう取り組めば良いのか?その後も頭から離れません。

アジア大陸の東岸、朝鮮と中国が、恐くてしようがないのですね、多くの日本人は、潜在的に。
戦後日本国憲法で平和主義を掲げ、戦争を否定し、陸海空軍その他の戦力を持たないことを宣言しましたが、それではとても安心できなくて、戦勝国アメリカと安全保障条約を結び、待遇を好くして、いてもらっているというのが実情のようです。

アメリカにしてみると、大戦後の強力ライバルであるロシア、中国の出方を警戒するためにも日本に軍事基地を維持する必要がありますし、大きな犠牲を払って手に入れた支配地域でもあるわけですから、おいそれと解放して撤退する気など毛頭ないでしょう。
そんな相手の事情を斟酌することもなく、ひたすら自国の安全のために、憲法に反するかもしれない軍事同盟を結び、集団的自衛権の行使まで容認し、軍事的な相互支援にまで関係を深めてきたのです。

一体全体、日本は、憲法に規定するように、本当に陸海空軍その他の戦力を持っていないのかというと、そうではありません。ご承知のとおりかなりの装備を有する自衛隊という国防組織を持っています。これが各国の軍事力に比べて使い物にならない程度の気休めにすぎないのかというと、決してそうではなさそうです。

クレディ・スイスの世界軍事力ランキングによると、アメリカ、ロシア、中国に続いて世界4位と見られています。軍事費の額ではフランス、イギリスに続いて8位(2016年)となっています。どの程度適格に実態を反映しているかはわかりませんが、憲法で謳っているほど、日本は決して戦力に値するものを持っていないわけではないのです。この程度の、あるいはこれ以下の備えで、自主独立を保っている国は、世界にたくさんあるのです。

なぜ、何か有った時、米軍が守ってくれないと、一も二もなく侵略されてしまうというひ弱な意識に基いて、対米外交その他の政策を決めなければならないのでしょうか?軍事力の弱さを日米条約で補おうとしているというよりは、米国に追随する意思決定が先にあって、自国の防衛力の弱さを国民に刷り込んでいるようにも見えます。

どこの国もそうでしょうが、建前と本音があります。日本は、平和主義を掲げ、国権の発動たる戦争を放棄し、陸海空軍その他の戦力を持たないと憲法で宣言しています。この建前のもと、しかし、いつ何時不心得者が侵略してこないとも限らないということから、国権の発動たる戦争のためではなく、国民の自衛の備えとして、ほぼ戦力である自衛隊を持っています。建前には反するかもしれませんが、国際社会に存続するための、譲れない本音とも言えるでしょう。

必要最小限の備えはしつつ、人類の繁栄にとって脅威となる戦争をなくしていこうとする理想を建前として、世界をリードする特色ある国を営んでいくことがなぜできないのでしょうか?これで不安なのは、為政者や一部の知識人が不安を煽り、日米同盟の必要性を当然のように刷り込んでいるからではないでしょうか。

不安におびえる人たちに「9条を守ろう」と言ったり、「9条があるから」と言ったり、「安保法制は憲法違反だからダメだ」と言ったりしても聞く耳を持たないのではないかとの思いが飛来します。彼らにしてみると、「平和憲法が、憲法9条が、日本を守ってくれるのか?」と本気で言い返してくるでしょう。平和憲法は無用の長物にすぎないのかもしれません。早く捨ててしまいたい、邪魔な物なのかもしれません。

何が安全を、何が安心をもたらすかといえば、どこの国が攻めてきても、防戦でき、報復できるだけの軍事力を持つことだと彼らは思っているのかもしれませんが、それは軍拡競争を招くだけで、いつになっても安全と安心に至れない道です。抑止力と称して、大量の核兵器と弾道ミサイルを保有し合うだけで、むしろ不安におびえる日々となるだけです。

安全のためには、敵を作らないこと、周囲を刺激しないこと、多方面にわたって交流を深め、信頼関係を築くことが大事です。そう考えると、9条を持つ日本国憲法は、たいへん意義深く、平和外交の柱となるものです。これを厳守することが、相手国の信頼を得る道であり、戦争の脅威を減らす確かな方策なのです。
憲法9条にはそういう意味があるのだという、原点に立ち返った説明が、ことあるごとに必要なのではないでしょうか。それに納得してもらってからでないと、米軍に帰ってもらう話はとても現実味を帯びないような気がした次第です。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。



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どうしてこんなに右が強いのか? [日本考]

以下の記事は直接選挙にかかわることなので、昨日、「ポスト自公政権・・・」のほうに上げました。でも日本の大きな政治の流れにかかわることでもあるので、こちらにも上げておきます。
***********と***********の間はまったく同じものです。

***************************************************
むかしむかし、高校の先生が言ってました。
「若いうちは、引っ張ってレフト線とか打つんだけれど、年とってくると、どういうわけかライト前とか狙うようになるんだね」
野球にかこつけた思想の話ですが、今は青年・壮年の威勢のよい人がライトオーバーを打っちゃっているようです。

さて、この選挙の流れ、小池ブームに翳りも見え、民進党壊滅も枝野氏によって回避され、市民運動・左翼政党の側から見て持ち直しているように見えますが、実はまだ相当にピンチなのだと思います。日頃楽天家と自認している小生ですが、見通しはかなり暗いと感じています。

政局が目まぐるしく変わり、日々情勢が変わっているように見えますが、実は、日本会議系の人たちが作り出している大きな流れがただ着々と進行しているだけのように見受けられます。

まずは岸信介のお孫さんがその気になり使えたので使いました。権力を集中させて、国会よりも閣議決定を優先させるという手法で、憲法から逸脱する政策をいろいろ法制化してきました。

しかし権力の集中が権力者の奢りを産み、森友・加計などの不祥事が起こるようになりました。これを正すには、対抗馬を立て競わせる必要があると見たのでしょう。

都知事選に出た小池氏の人気が使えそうだと見て、現政権批判の立場からの新党設立、政権奪取構想の展開を誘導してきたように思えます。

既存の自民・公明路線か、一見斬新な希望の党、維新の党で行くのか、政権選択を選挙民に託す!かのような方向で進んでいるように見えます。しかし、どっちに転んでも、日本会議系の人たちから見れば、痛くも痒くもありません。強いて違いを挙げるとすれば、再来年の消費税をどうするかぐらいのものです。

通常なら保守乱立で、革新・リベラル系が当選するチャンス!でもあるわけですが、今の状況では、この保守二極が強すぎます。ある人(gonntan様)のブログに依れば、今の小選挙区比例代表並立制では
【4分の1の得票で7割6分の議席が確保され、4割8分の声はまったく届けられていない】とのことです。この選挙制度の壁もあって、そちらの票は、また無残にも死に票に終わりそうです。

一体どうやって、いつの間に、日本会議系の人たちはこうまで政治力を着けたのでしょうか?それは、彼らが地道な草の根運動を40年も積み重ねてきた結果だということは、最近物の本で知ったことですが、ではどうして、彼らの思想を受け入れる人たちがこうまでたくさんいるのでしょうか?

彼らの思想や問題点をよく知らないということが、一つはあるのだと思います。この点は、マスメディアの報道に問題があると言えるでしょう。
それから、思想や政策は、「エライ」人に任せておけばよいという、無関心従順派が多数いることも考えられます。これは教育の問題でしょうか?

この人たちは、いわば仮性シンパです。もちろん真性の人もいるでしょう。自分たちの先祖が国としてやってきたことを、誤りだったとしてばかり受け入れられないという風潮が、戦後何十年も立って戦争の痕跡が薄れてくると、あるいは起こってくるのかも知れません。

軍事大国化し、大陸に進出、戦争への道を歩んだ当時の日本の社会にも、それなりの理由があり、すべてが間違っていたわけではありません。是は是として捉えることは当然のことです。しかし、非は非です。目をつぶってはいけません。

まして、あれから七十余年もたち、世界はますます戦争などできなくなっているのです。始まったらどういうことになるのか、自分の国も相手の国も。少し想像力を働かせれば容易に分かることです。

過去に戻すことで解決することは、まずないのではないでしょうか。未来を、これからのことを考えて道を選ぼうではありませんか。

なんだか演説調になりましたねぇ、ご清聴ありがとうございました。

***************************************************

おまけの写真は夕顔の花です。

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本物の花は綺麗だな~
政界の百合は、汚いし、毒さえ出してるなぁ・・・

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民主主義か英雄礼讃か? [日本考]

今日は疲れました。何をしたかって?
建物裏の敷地の隙間で大きくなってしまった欅の枝おろしをやりました。隣地が駐車場で、いつも車が止まっていて、枝おろしをする機会がなく1年半くらい放置してしまったような気がします。昨日、そこを駐車場として使っている近所の自動車修理工場に、事情を話して、スペースを確保してもらっていました。
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梯子が掛けてあるでしょう、あれが、真ん中で2.1メートル、全部で4.2メートルの梯子ですから、木が大きくなりすぎました。

1時間後です。届く範囲の枝をおろしました。落とした枝と葉を梯子の上から写しました。右側がブロック塀です。
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木はこんなふうになりました。
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無理すればまだ落とせるのですが、まずは切った枝葉を処理してからと思い、60㎝ぐらいに切って束ねる作業に取り組みました。
抱えられる程度の束を2束作ったところで、昼飯としました。
午後も3時ごろから2時間ほど取り組み、建物からはがした蔓も含め、5束できました。くたびれました。これを車で運び、更なる枝おろしは、またの機会としました。

そんな作業の中で、欅に実があることに気がつきました。初めて見ました。
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大きさはパチンコの玉ぐらいです。
さっきネットで調べたのですが、確かに欅に実はなるものの、もっと小さく、形もいびつとのことです。となると、欅とばかり思っていたこの木は欅ではないのかもしれない・・・謎が一つ増えました。


さてさて、そんな作業を、蚊に刺され、汗をかきかきやりながら、思いました。
どうも面白くない、10万人の民の声を無視しておいて、あのオバはんが党を作るとあんなに騒ぎ立てる。さあ、いつ都知事を辞めて衆議院選に打って出るかなんて、当人が何も言わないうちにわさわさ、ざわざわしている。

テレビ局というのは、NHKは特殊だから政府の意向が反映されるかもしれないが、民法は視聴者の関心を推察して番組を作り報道しているに違いない、とすると、民が英雄の登場を待ち望んでいるということか?自分の考えよりも、時の人が何を考え、どうしようとしているのか、そのことのほうに興味があるということなのか?

民主主義というのは、そんな付和雷同ではうまく行かないぞ~。
あのオバはんは、女性では珍しく出世欲があって、機を見るに敏で、決断力があり、頭も良さそうだけど、国政に持っているビジョンが、時代と日本の置かれた状況に合ったものかどうかは、まったくわかりませんぞ。そういうことは、各人が考え判断しないといけないことで、人気者の言うことを鵜呑みにして、ただ後を着いていけば良いってものじゃありませんぞ。ねぇ、民進党のみなさんも。尻馬に競って乗るようでは、政治家とも言えません。

本日は、そんなことをちらちら考えながら、枝おろしをやりました。


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最悪の北朝鮮政策 [日本考]


昨夜寝床スマホで次の文を途中まで打ちました。残りはさっきPCで・・・

アベ政権は、原発事故の防止対策を怠ったこと、教育基本法を改変したこと、特定秘密保護法、安保法制、共謀罪法を作ったこと、森友問題で「私か家内が関わっていたということなら、潔く職を辞す」とまで言ったのに何ら責任を取っていないこと、などなど、これまで数々のよからぬ政治をやってきましたが、今やっている北朝鮮を巡る政策は、国民にとっての直接の害の可能性という点では最悪かもしれません。

北朝鮮は核保有国になることを国策として、ミサイル発射や核実験を国際世論を無視してやり続けている国ですから危険な国です。それは間違いないことですが、その国とどのように接することが日本の国益にかなうことなのか、それをまったく取り違えています。

北は、日本を狙えるミサイルは既に多数保有しています。日本列島を飛び越えてアメリカ本土まで核爆弾を運ぶことすら可能になりかけています。これ以上の核やミサイル技術の開発を止めさせることが、世界の安全保障上の課題になっています。

それも間違いのないことです。アメリカはこれ以上開発を続ければ国を完全破壊すると脅しをかけています。アベは日本の総理として「今までの対話重視が何ら効果なくこのような結果を招いたのだから、圧力をかける以外ない、アメリカの姿勢を全面的に支持する」と表明しています。

なぜ、ここまでアメリカの強硬姿勢を支持するばかりでなく、アメリカ以上に軍事圧力路線を採ることを主張するのでしょうか?なぜ危険な国に、真っ向立ち向かってしまうのでしょうか?

アメリカの宣告は、アメリカの判断で、アメリカと同盟国が一斉に北朝鮮を軍事攻撃することがあり得ると明言したのです。ということは、北朝鮮にしてみれば、まさに国の存亡をかけて、この事態を回避する挙国一致の行動をとることを考えるしかないのです。

それが「軍事開発をやめる」という圧力をかける側の思惑通りならば良いけれど、脅しに屈しない強気一点張りでここまできた国です。その選択肢を選ぶことを期待することは楽観的に過ぎます。となると、開発してきた軍事力で、先制攻撃させないための先制攻撃をするか、攻撃を受けた場合には、即刻応戦のミサイル発射をするでしょう。その場合には、死に物狂いですから、持っているものは何でも使うでしょう。つまり核による報復も考えられます。

その場合の目標はどこか、アメリカ本土も狙うかも知れませんが、アメリカと一体の、あるいはアメリカ以上に敵対的な日本を狙うことは大いにあり得ることです。韓国も大変なことになります。そういう恐ろしい事態が起こり得ることを想定して、あのような立場をとり、あのような発言をしているのでしょうか?そんな事態になったときどのようにして国民の命と生活を守るつもりなのでしょうか?

このように大きなリスクをかけてまで、北朝鮮を追い込む路線をひたすら進むのはなぜなのか、あまりにも合理性がないことなので、あの人の性向を踏まえて推察してみます。

まず国民が受けるかもしれない被害を過小評価していると思われます。大都市上空で原爆が炸裂することを、日本海側に集中してある原発がミサイルなどの攻撃を受け破壊されることを、ライフラインや交通網が寸断され、経済生活が乱れることを、戦時体制下におかれ、国民の自由が奪われることなど国民が遭遇せざるを得ない不幸を、大したことではないと思っているのです。

口では違うことを言っていますが、腹の中は、大事なのは国家であって国民ではないと思っている人です。国家の意志(そんなものはありっこなくて、為政者の志向に過ぎないのですが、そう思い込んでいるのです)により起こる事態に国民が全力で対処するのは当然のことだと思っているのです。国家主義者なのです、あの人は。

リスクは過小評価する一方、狙いは大きいのです。あの国の存在が忌まわしくてしょうがないのです。一刻も早く取り除きたい。その願望においてあの人に勝る人は、世界の首脳の中にいないでしょう。だからこそ、あの国連での演説で世界が驚愕するのです。北朝鮮問題ではあの人の理性は働いていない、感情で動いていると見るべきでしょう。

ではその望みは達成できるのかと言えば、ことはそんなに簡単にいかないことはすぐに分かります、普通の頭なら。あの国の位置からして、中国、ロシアが、親米や親日政権ができることには神経を尖らせているのです。日本も含めて東アジア中立地帯ができるなら別ですが、日米韓の軍事同盟が一方的にあの国を軍事制圧し思いどおりにすることを黙って見ているはずがないのです。

感情論で国をいたずらに危険の淵に追い込んでいる現政権のやり方で、支持率が上がっているという現象はなんなのでしょうか?見守る国民の側にも似たような感情論があるからなのでしょう。ここはマスコミやコメンテイターが、現政権の採っている道の危険性を、もっとはっきりと報道する必要があろうかと思います。現在は流れ星が落ちる程度の危険性でJアラートを鳴らしていますが、爆弾を積んだミサイルの標的になるようなことになれば、訳が違います。事の危険性はまったく別次元となりますから、危険な政治は止めさせないといけません。

そんなことを切に思う今日この頃です。

おまけの写真は、近所のお寺さんで撮らせてもらいました。萩が咲き、キンモクセイが香る季節になりました。
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以上です。お付き合いいただきありがとうございました。
そうそう、久しぶりで時事放談を見ました。問題点を総ざらいしてました。カメラに収めましたので、『受け皿』のほうで紹介したいと思います。時間があればの話ですが。
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「自虐史観?」だれも自虐なんてしてませ~ん! [日本考]

先日、majyoさんが「史実、現実を直視できない人たち」
http://majyo1948.blog.so-net.ne.jp/2017-09-03
で取り上げていましたこの記事

【 東京都慰霊堂のある横網公園で、極右保守の女性団体の慰霊祭が9月1日に行われ、団体代表が
「私たちの先祖があたかも6000人の朝鮮人を虐殺したかのような
事がまかり通っている。この真実の石原町犠牲者慰霊祭を契機に、反日日本人の手による自虐史観を払拭せねばなりません。」
そして過去の南京大虐殺、従軍慰安婦問題にも触れている、捏造であるかのように。(以下省略)】

「自虐史観」という言葉が気になって仕方ありません。そこで、この言葉の沿革を調べて見ました、少々。Wikipediaには次のようにありました。

【沿革[編集]

詳細は「歴史教科書問題」を参照

秦郁彦は、1970年代に入った頃に、まず「東京裁判史観」という造語が語義がやや不分明のままに論壇で流通し始めたとしている。

冷戦後、日本において日中戦争・太平洋戦争などの歴史を再評価する流れが表れ、自由主義史観を提唱した教育学者の藤岡信勝などによって「新しい歴史教科書をつくる会」などの運動が活発となった。「つくる会」は、主に近現代史における歴史認識について「自虐史観」であるとし、いわゆる戦後民主主義教育は日本の歴史の負の面ばかりを強調し、連合国側などの立場に偏った歴史観を日本国民に植え付け、その結果「自分の国の歴史に誇りを持てない」、「昔の日本は最悪だった」、「日本は反省と謝罪を」という意識が生まれたと批判した。

秦は「自虐史観」も「東京裁判批判」も語義は曖昧だとし、こうした主張の主力を占めるのは、渡部昇一(英語学)、西尾幹二(ドイツ文学)、江藤淳・小堀桂一郎(国文学)、藤原正彦(数学)、田母神俊雄(自衛隊幹部)といった歴史学以外の分野の専門家や非専門家の論客であり、「歴史の専門家」は少ないと主張している。

2014年(平成26年)1月には自由民主党が運動方針案に「自虐史観に陥ることなく日本の歴史と伝統文化に誇りを持てるよう、教科書の編集・検定・採択で必要措置を講ずる」と明記した。】

この言葉は、1970年代以降、それまでの歴史観を批判する言葉として用いられるようになったのです。日本人にとって不利益になるような歴史認識に対して「その歴史観は間違っている。自虐的だ」と言うのです。
「日本民族の立場として、日本民族が選んだ国の歩みとして、全ての結果を評価しなければならない。歴史はどんな立場で見るかによって正邪が違うのだから、負けたことを前提に、勝者の側から見た歴史観を受け入れ、過去を懺悔しようとする態度は間違っている」という主張です。

確かに、過去の出来事をどう見るかは、見る人の立場によって異なります。つまり主観的にならざるを得ませんから、この主張は、正論のようにも見えます、一見。
見えるどころか、彼らはこの論理こそが正しいと信じ込み、日本軍が周囲や自国民になしたことの非人道性を指摘する歴史観は全て「自虐史観」として排斥しています。自分たちと違う歴史観に対して貼り付けるレッテルとして、この言葉を使っています。

しかし、この論理は本当に正しいのでしょうか? このように、この論理をナギナタのごとく大きく振り回して良いのでしょうか? 実はまったく良くありません、まったく不当なことです。

理由は簡単です、2つ挙げておきます。

一つは、脈絡のある歴史観と、歴史的事実の違いです。歴史観は、人それぞれです。しかし歴史的事実はひとつです。時の経過で真実が分かりにくくなっているとしても、立場で大きく変わるものではありません。証人がいて、証拠もあることです。
事実の認定においては、立場や考え方を持ち出すものではなく、証人や証拠に謙虚に向き合うものです。そうして確認された事実であろうと思われることをつなぎ合わせて、その因果関係などを解釈する段に至ると、主観が当然のごとく入った歴史観となるわけです。
立場や主観が歴史的事実を変えるようなことはあるまじきことです。そんな態度が見受けられるようだと「歴史修正主義」と言われることになります。

もう一つは、「自虐史観」の「自」です。何を自分だと思うかです。普通は自分個人です。交通事故などで、相手の言い分どおり、みな自分が悪かった、自分が償えばいいのだろうとする態度をとるなら、それは自虐的と言えるでしょう。しかし、国のなしたことは自分のなしたことと、日本中の人が思うでしょうか?
日本中どころか、大多数の人はそう思っていないのです。民主主義が不完全だった、と言うか、民主主義ではなく、藩閥政治から独裁的な軍国主義に移行していったのです。国政への参加意識は薄く、事実、国の決定に異論をはさめば粛清された時代です。
そんな状態でしたから、終戦を喜び、戦後に期待を寄せた人が多かったのが実情です。つまり自分の国がしたことでも、決して国民が意気投合してやったことではなく、不承不承の戦争継続だったのです。
ですから、戦時中になしたことに対しては、歴史認識以前に、当時から、同じ日本人の間で批判はすでにあるのです。

そういう見方を、自虐的という言葉で批判しようとすることは極めて傲慢であり稚拙でもあります。日本人である以上は、みながあの戦争を肯定しなければいけないと思い込んでいること自体が、すでに強烈な思想の強要なのです。

戦前が良かったと思う人がいても構いません、実際良かった面もないわけではないでしょう。しかしそれが当り前の日本人の姿で、そうでない人は自虐史観の持ち主だとするのは、理性的な人に対する冒涜であり、理性的になり得ない人の思い上がり以外の何物でもないでしょう。

自由民主党が2014年の運動方針案に「自虐史観に陥ることなく日本の歴史と伝統文化に誇りを持てるよう、教科書の編集・検定・採択で必要措置を講ずる」と明記したそうですが、どうしたんでしょうねぇ、天下の公党が、頭が回らなくて、思い上がりばかりが強くなっちゃったんですかねぇ。あの人気者の小池都知事さんも似たようなものなんですよねぇ。ちょっと考え直したらいかがですか・・・

本日のメッセージは以上です。おまけの写真も用意できませんでした。<(_ _)>

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憲法違反は許せません、もう一度考えよう [日本考]

 もう10時になるので、あまり多くは書けませんが・・・
 最近 majyo さんが毎晩のように大事なことを書かれています。
 一昨昨日は、「自虐史観」について歴史を正視している者に対して、正視できない者が何を言うかというようなことを書かれていました。たいへんもっともなことで、このブログでも近々取り上げなければと思いました。
 昨日は、改憲NOの署名運動が始まったこと、日本がすでに憲法違反をしてアメリカとの同盟を深めているため、北朝鮮の核やミサイルの脅威にさらされていることを書かれていました。

 この問題は深刻です。周知のとおり、北朝鮮は、国の存亡を懸けて、核兵器とミサイル開発に邁進してきました。アメリカ本土への攻撃力がどの程度かは未知数ですが、日本に対するそれは、間違いなくとてつもなく大きなものです。アベ総理は「国民の暮らしと安全は政府が責任を持って守ります」みたいなことを言っていますが、ミサイルが飛び交う事態になったときに、守りようがないことは明らかです。Jアラートなるものを鳴らして警戒を促すようになりましたが、鳴らされたところで、2~3分で、なんの備えができるというのでしょうか? 頭を抱えて伏せていれば暮らしと安全は守られるのですか?

 今の米朝関係は、一触即発、しかも大爆発、の緊張関係がどんどん深まっているのです。始まれば、最も楽天的に考えれば、「アメリカの攻撃力が圧倒的で、短期間に北朝鮮の脅威を取り除くことができる」かもしれませんが、北が危険を察して先に攻撃を仕掛けてきたり、後攻でもミサイル発射の余力がある限り、原発を五十何基も抱え、高度な文明生活を営んでいる日本は、たいへんな被害を受けることは間違いありません。米朝のミサイルや空爆による戦争だけで終わればまだしも、隣接する中国やロシアがただ黙って見ているはずがありませんから、核兵器が使われるようなことにでもなれば、どんな世界大戦につながってしまうか、測り知れません。

 なんでこんな緊張状態に置かれなければならないのか?おかしなことです。日本の憲法は、その前文において「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し」たのです。そして九条において「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」としたのです。

 日本政府は、この憲法を少しも守っていません。「戦争をしない、軍隊を持たない」ということと、他国の不測の侵攻に備えて防衛力を持つことは矛盾しないと考えて自衛隊を持つことになりました。どこの国も丸腰では領土・領民が守れませんから、これはよしとしましょう。侵略を受けたときの個別の自衛権は「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使」とは別物で、ありと認めることにしましょう。

 しかし、これがどんどん拡大解釈されて、日本の平和は「日米同盟」で守られていることになり、その同盟国が攻撃を受けたときには、これを守らないと日本の存亡に関わることになるとなり、つまりは集団的自衛権を行使することになってしまったのです。

 もともと自国が侵略されたときに自衛するのはやむを得ないことだとしたことが、同盟国が攻撃を受けたときには、その戦争に参加するとなったのです。こういうのを「国権の発動たる戦争」と言うんじゃありませんか?またその同盟国は軍事演習と称して「武力による威嚇」をしたり、実際に武力の行使もしたりしているのではありませんか?
 そこと一体となったことが、日本をこんな緊張下に置いてしまったことにほかなりません。まるきりの憲法無視、憲法に反する政治がこの事態を引き起こしているのです。

 憲法に従っていれば、武力による威嚇とは無縁なのです。正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求するのです。米朝の間に入って、平和裏にことを収めようと、仲介の役が果たせるのです。東アジアの非核化に向けて、関係国を説得できるのです。

 憲法無視、憲法に従わない政治の非を、もう一度考え直し、マスコミを含めて大合唱し、歯止めの利かないおかしな政治は断固拒否、即刻政権の座から降りてもらいましょうよ。

 本日のメッセージは以上です。おまけの写真は今日はありません。<(_ _)>
 
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