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インパール作戦に思う [日本考]


インパール作戦(1944年3月に日本陸軍により開始され7月初旬まで継続された、援蒋ルートの遮断を戦略目的としてインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦のことである。補給線を軽視した作戦により、多くの犠牲を出して歴史的敗北を喫し、無謀な作戦の代名詞として現代でもしばしば引用される。Wikipediaより)では何万という兵に言語に絶する悲惨な死に方をさせることになりました。同胞の民の命を、今生の体験を、一顧だにせず、ただ国家の戦略の駒として無惨にも使い果たしました。

このころの作戦本部の、あるいは指揮官の頭にあるのは、人の持つ精神的能力を知・情・意に分けるなら、そのうちの、勝とうとする意欲だけだったと言えると思います。
人に備わった知と情が麻痺していたと言えるのではないでしょうか。
勝つために知が働いていない。生ある生身の人間に対して情が働いていない。

「意」だけでは良い結果が得られないばかりか、人として大変間違った行いをしてしまうという、この作戦だけでなく、第二次大戦を遂行した大本営のやり方は、そういう悪しき例ではなかったかと思います。

731部隊の人体実験もそうです。化学的知見を動員していますから、知は働いているとしても、人としての情が、まったく麻痺してしまっています。
治安維持法で、共産主義者や文化人を弾圧しましたが、これは、日本社会の知と情を機能させなくしたものです。

そんな社会は、戦争に勝つという目的すら達成できないのです。
そればかりか、「一億玉砕」などと言えば、相手国からも、日本人=戦う兵、と見なされ、東京大空襲をはじめ、市街地が無差別に攻撃されることにもなってしまうのです。広島、長崎への原爆投下の口実にもなってしまったのです。

もちろんそういう判断の下、無差別に爆撃をした米側にも問題がありますが、一億の人間の有する精神力の知と情が、麻痺状態となり、戦争に勝つことのみを願う意志の塊となってしまうということは、豊かであるはずの人間の精神を自ら放棄して、鬼畜となってしまうという愚かなことなのです。

そんな方向に社会を向かわせてはなりません。

以上が本日のメッセージです。

本日のおまけの写真は、久しぶりに顔を出したお日様にカメラを向けてみました。ただ白くなっちゃったので、サンバイザーを通して再挑戦しました。ファインダーは覗きませんでしたよ。

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政治改革を急がねば、政治後進国日本! [日本考]

 8月6日、広島原爆の日に「統合失調症、日本」という記事を書きました。唯一の被爆国で、毎年、核兵器の非人間性を世界に訴える式典を行っている日本なのに、その政府は、国連でようやく採択された「核兵器禁止条約」に参加していないというちぐはぐさ、足並みの乱れを指摘したものです。

 なんでこんなにバラバラなのだろう、まとまりがないのだろうと思うのです。ばらばらと言えば、あれだけの被害者を内外に産み出した悲惨な戦争の評価も、まとまっているようで、実はちっともまとまっていないのです。これについては、後日改めて書くことにします。
 なぜまとまらないか、なぜ、まとまらないまま世界に情報を発信して平気なのか、そこが問題だと思うのです。

 その答えの一つとして、6日の記事では「島国根性」を挙げました。島の中で支配的地位に着くことが人生のテーマになってしまっていて、外の世界に対して自分たちがどういう存在なのかを考えることが、二の次、三の次になってしまっているのではないかと書きました。日本は敗戦国で戦勝国が厳然と存在しますから、そこに取り入ることが支配的地位に着く手っ取り早い方法です。そういう処世術で人生を渡る人にとっては、多くの国民の願いなど汲み取る必要がないのです。「非核三原則」とか言って、適当に納得させておけばいいのです。それも、最近は核の傘に入っていることを明言し、それ故、禁止条約には参加できないという態度になりました。

 いい加減な人たちです。自分たちが日本を代表する政府で、日本国民の意志を取りまとめて政策を立案し施行しているという認識がまったくないのです。
 あるのは、自分たちはこの島の支配者で、選挙で支持を取り付けるために玉虫色のことをいろいろ言うが、議員になって議会の過半数を取った暁には、自分たちの思うことをバシバシ法制化して、国民を従わせればよいという思い上がった考えだけなのです。

 自民党の国会対策関係の人たちを見ればよくわかります。いかに自分たちに都合よく議会を運営し、都合のよい結果を早く出すかということしか考えていません。もう、見るからにそういう顔をし、そういう発言をしています。野党や国民の疑念など、取るに足りないことで、相手にしていないという風情です。これでは、政府のやることは、いつでもカタバイ飛行です。

 議員があれではなあ、弱ったものだと思うのです。そう言えば、日本の政治家というのは、みな、ああいう素養を持っている人たちではないか、つまり、自分や、自分の仲間に都合のよい結果を導き出す達人ではないかと思うのです。そういう人たちの中で、もまれもまれて国会議員にまで上り詰めるのですから、みな、要領のよい人たちです。
 要領がよいとは、よい結果が出たときには自分の手柄を強調し、負の結果が出たときには、その責任はなるべく負わないようにする、そういう才能に長けている人たちです。そんな人たちが集まって政治をしている、これでは日本国はよくならない。それはあまりにも目に見えています。

 困ったものです。どうすりゃいいのさ、思案橋・・・

 今朝、ファルコ84さんが8月12日に書いた「デンマークの政治を見習いたい」という記事を遅まきながら拝読したのです。
 http://falco84.blog.so-net.ne.jp/2017-08-12
 するとそこには、
【 デンマークの国会議員の年収は国民平均所得の750万円で大卒よりも低いそうだ。
地方議員に至っては無給のボランティア!
つまり政治で甘い汁を吸おうとする金儲けのための政治家などはいないということ。
対して日本の議員は3200万円、この例にならえば450万になり、そうすれば庶民の気持ちも分かるようになるはず。
デンマークの選挙制度は政党に投票する比例代表選挙のみ・・・ 】 とあったのです。

 目から鱗です。日本は政治家、つまり議員の報酬が多過ぎるのです。多いから要領で議員になろうとする。我欲が強く要領のよい者の働き場が政治の世界ということになります。これではよい政治は期待できません。
 一方、デンマークでは、人のために、デンマークのために、世界の平和と発展のためにアイディアを持つ人が議員を目指す、あるいは人の推薦を受ける。そういう人たちが政治の世界で活躍する。

 政治の世界から何が産み出されるか、両者の間には雲泥の差があるでしょう。日本は政治制度が悪すぎませんか、遅れすぎていませんか?制度を変えないと、いつまでも無益な国会質疑が続き、国民の意思を反映しない法律ができ、場合によると憲法まででき、与党一派の都合のよい政策ばかりが実施されかねません。

 政策の立案や調査・研究などの政治活動には、平均所得以上の費用がかかるのは明らかですが、この点は、政党交付金などの公的資金が、使途を限定したうえで利用できる制度があればクリアできるでしょう。

 政治改革の必要性を痛感しました。

 本日のメッセージは以上です。

 以下は昨日の灯篭流し。小雨にも負けず行われましたので、市内を流れる星川を、川下から灯篭の流し元まで上ってみました。

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 これは川下を望んでいます。流した灯篭について歩いて行っています。

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 いよいよ流し元です。
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 トリミングします、風情があるので。
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 慰霊の設備が調えてありました。
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 72年前の8月14日から15日にかけて空襲を受け、熱さのあまり川に入った人がたくさんいたそうです。そこに焼夷弾が落ち、油が広がり、火の海となって多数の犠牲者が出てしまいました。お線香を上げて、謹んでご冥福をお祈りしました。

 終りまでお付き合いいただきありがとうございました。
 ファルコ84さん、よい記事をありがとうございました。

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統合失調症、日本 [日本考]

 今日は8月6日、広島に原爆が投下された日です。

【 広島は6日、被爆72年目となる「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では午前8時から平和記念式典が開かれ、広島市の松井一実(かずみ)市長が「平和宣言」を読み上げた。7月に国連で採択された核兵器禁止条約に触れ、日本政府に「核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい」と求めた。一方、続いてあいさつした安倍晋三首相は、条約に言及しなかった。】朝日新聞デジタルより

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 あのNHKも、国連で中満泉事務次長が、被爆者の不断の努力を結実させようと粘り強く交渉を重ね、核兵器禁止条約の成立に尽力したことを伝えました。一方、アメリカの核の傘の下にあることから、この条約に参加しなかった日本政府の対応を非難めいて伝えていました。

 日本政府は、国連での核兵器禁止条約に、アメリカの核の傘に入っているからという理由で参加しませんでした。しかし、戦争での唯一の被爆国である日本は、被爆地広島と長崎で、原爆廃絶を訴える平和式典を、内外の要人を招き、72年間欠かさず行ってきました。一般国民の大多数も、この言語を絶する被災を共有し、同じ思いで8月6日と9日を迎え、核兵器の犠牲者が再び出ることのないことを祈ってきました。

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 こうした国民の思いとは裏腹に、政府は日米安全保障条約を結び、万一日本が侵略された場合には、アメリカの核兵器によって報復するという関係を結び、それ故、核兵器禁止条約には参加できないという政府の見解を内外に示しました。

 日本という国は一体何なのだ?というのが素朴な疑問です。どう見ても二律背反です。『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を書いた矢部宏治さんが、同書の冒頭(13頁)に「日本の政治家や官僚にはインテグリティがない」という見出しで「人格上の統合性、首尾一貫性」がない人間を、アメリカ人は最も軽蔑していると書いていたことを思い出します。

 よくこういう矛盾したことを平気で表明できると思います。通常は、日本はどういう国として、どういう国の在り方をめざして歩んでいくか、国民の意思を妥当なところに統合して、その総意を背景に国が営まれていくものです。日本はそれがまったくなされていません。

 敗戦国ですから、傀儡政権が日本国民をだましながら統治しているという面もあるかもしれませんが、それだけではないような気がします。統合ができていないことを恥ずかしいと思わない神経があるような気がします。

 人が集まれば、考え方は様々です。多様性があるのは当然のことで、意見がまとまらないことはよくあることです。内輪もめもあります。そのうちの議会の比較多数派が政府を作り、その意見が国の見解として示されます。外から見たらまったく支離滅裂でも、一向に構わない。外から全体としてどう見えているのか、全体としてこの国がどこに向かって歩もうとしているのか、そういうものが見えなくてもまったく構わない。国を牛耳っている一握りの人の意見で国が動いていく。それでいいと思っているのです。

 民主主義というのが分かっていないという言い方もできますが、そういう理性的な問題以前に「島国根性から未だに脱け出していない」という見方もできると思います。
 島国というのは、外国が遠いので、そこが一つの世界なのです。世界にはいろいろな立場の人がいます。色々な意見があります。世界をまとめる必要はないのです。その中で、自分の立場を高くすれば、自分の意見を優先させれば、それでいいのです。

 島の外が、世界が、見えていないのです。世界の中で日本がどうあるべきか、そこに考えが及ばない。
 日本の中で支配者になればいいのです。立身出世をして、**事務次官になれば、国税局長官になれば、政治家ならば**大臣になればいいのです。いくら他の多くの人が核兵器廃絶に熱心に活動していようと、いくら日本が唯一の戦争被爆国であろうと、いくら外国の人が異様に感じようと、そんなことはどうでもいいのです。「日本は、支離滅裂、どうなってんの?」と世界中が奇異の目で見ても、恥ずかしくもなんともないのです。もともと統合しなければならないという、そういう価値観がないのです、為政者に。
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 いつまで島国に住んでいるの?と笑ってやるしかありませんねぇ。こんなことをいつまでもしていると、本当に取るに足りない変な国として、存在感を失いますよ~。瑞穂の国が消滅してしまいますよ~

 大切なことは、世界人類の理性に認めてもらうことではないでしょうか?

 お目め直しに
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 本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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「従軍慰安婦」はあってはならぬこと [日本考]


 ファルコ84さんが、昨日の記事『歴史のネジを逆にネジまくる』
http://falco84.blog.so-net.ne.jp/2017-07-25
で、日韓関係について、問題提起をしてくれました。

【 日韓慰安婦合意に基づいて設立された
韓国の「和解・癒やし財団」の金兌玄理事長が辞意を表明した。

また、文在寅政権は、日韓合意の「検証」に着手
慰安婦問題の記念日制定をはじめ
日韓の歴史的な様々の案件をxxの日にするとか!

日本政府もこれらの問題に対し前向きで真摯でなければならないが、国家間で決めた事、あれは無かった事に!の感覚も理解が出来ない。

韓国民は、歴史問題を掘り返して、
何をしたいのか!
何をすれば納得出来るのか!
私には分からない。

未来に向かってお互い仲良くしたいものです。  】

 というものです。「未来に向かってお互い仲良くしたいものです」という点はまったく同じ思いなのですが、日韓慰安婦合意については、私は少し違う見方をしています。

 周知のとおり、日韓慰安婦合意は一昨年暮れ、日本軍の慰安婦問題を最終かつ不可逆的に解決するために行われた両政府間の合意です。しかし、「最終かつ不可逆的」というのは無理なのではないかと、その時に感じました。これはまた新たなもめごとの始まりになると予感しました。

 こういう問題は、金ですべてを解決することはできないと見るべきではないでしょうか。言われるままに賠償金を払い続けるのは避けなければなりませんから、「慰謝料としてお支払いできるのはこれが精一杯です」と交渉するのは当然かと思いますが、これだけ払うからこの問題は全ておしまいにするというのは、いささか無理なのではないでしょうか。

 そういう事実はまったくなかったというなら別ですが、そのとおりのことが、あるいはそれに類似することがあった以上は、悪いことは悪いのです。犠牲になった人にはたいへん気の毒なことをしてしまいました。「いつの時代にも、どこの国にも同じようなことはある。日本軍だけが蛮行をしたわけではない」という弁明がなされることがありますが、よそはどうあれ、悪いことは悪いのですから、こういう弁明は見苦しいだけです。

 被害者は語り継ぐでしょう、気が済むまで語り継ぐでしょう。では日本人はどうしたらよいのか?関係者は謝り続けるしかないでしょう。しかし、多くの日本人は、できごとにほとんど何の責任もないのです。今の世界の常識は、個人主義です。個人に責任のないことで叱責を受けたり非難されたりすることはあり得ません。

 戦争が始まると、軍人の活躍する世となりますが、その軍人が、市民に蛮行を働くようなことがあってはなりません。慰安婦像を世界のあちこちに作られる度に、日本人が肩身を狭くしたり、恥ずかしい思いをしたりすることはないのではないでしょうか。「未来に向かって従軍慰安婦は廃絶しよう」という韓国人の世界に向けてのメッセージと受け止めて、日本人も、こういうことはなくさなければいけないと、共に合掌すればいいのではないでしょうか。

 日本の軍隊だけが蛮行をしたのではないことは、言わずもがな、良識ある人はだれでもすぐに分かりますよ。あったことを一生懸命なかったことにしようとすることは、兵隊さんが慰安婦を求めたことと同様、あるいはそれ以上に、恥ずべきことではないでしょうか。

 などと思うのですが、これは賛否両論!でしょうかね?

 さておまけの写真です。
 今日は3月に一度の診療日で、前橋の群大病院に行ってきました。駐車場からの入り口(裏口)にありました。ほおずきの鉢と風鈴、いいですね、季節感がありますね。
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 さてこれはなんの花? 無知をさらしてしまいますな~ プランターにたくさん植わっていました。

 本日は以上です。お付き合いいただきありがとうございました。

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閉会中審査を観て聴いて [日本考]


 閉会中審査を観て聴いて、
 「真実は闇に葬る、過去は自分たちに都合よく語り、伝える」これが彼らの精神構造、集団サイコパスですねぇ。イナダ防衛相も同じですねぇ。
 これを突き崩すのは難しいですねぇ、岩盤の口裏合わせですねぇ、こういうのを国家戦略特区でもって穴を開けてくれるといいのにねぇ!

 でもいくら岩盤が固くても、ことの全体を見れば何が真実かは明らかですからねぇ、彼らは固い結束で口裏は合わせていますけど、事実ではないから、残念ながら証拠がない。ひとつも出せない。
 とてつもなくおかしいという図を描き出して、後はマスコミ、国民が、しっかりジャッジするしかありませんよね。

 「嘘をつき通せたから、アベ政権は大したものだ」というジャッジをするようでは、日本社会は救いようがありませんよ〜!

 今朝未明に、majyo さんのブログで刺激を受けて、久しぶりにスマホより投稿しました。

 先程シジミ蝶と大汗かきかき遊んできましたので、おまけの写真として追加掲載します。

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 本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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海洋面積は世界第6位の大国? [日本考]

 海の日の kazg さんのブログ
 http://kazsan.blog.so-net.ne.jp/2017-07-17 に
「産経ニュース」2014.7.21 03:20付けの記事の一部が引用されていました。

【 大小6800余の美しい島々からなるわが国は、国土の総面積はごく狭小ながらも、領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせた海洋面積では世界第6位を誇る。
 四囲の広大な水域は魚介類や鉱物を豊富に蔵し、変化に満ちた海岸線の風光は国の貴重な観光資源となっている。この海を通じてわが国は古来、外国の文物を手に入れるとともに、海運による貿易で栄えてもきた。「海洋国」の名にふさわしく、海とともに生きてきたのである。

 そんな海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日が、きょうの「海の日」である。
(中略)
顧みて現在、わが国領海では国の主権や国民の安全などが重大な危機にひんしている。尖閣諸島周辺では、「核心的利益」を掲げる中国が領海侵入を重ね、ルールを無視した海底資源開発にも有効な手立てを打てていない。
 集団的自衛権の行使容認を抑止力の強化につなげる法整備もこれからだ。海に守られてきた日本国民は今こそ、自ら海を守る決意を高らかにうたうべきだ。  】

 kazg さんも、批判的に取り上げているのですが、私も私なりに感じたことがあります。

 海に囲まれている日本が周辺の海を守ろうとすることは大事なことですが、国家観として危険な意識が潜んでいるのではないかとちょっと心配になります。それは「国土の総面積はごく狭小ながらも、領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせた海洋面積では世界第6位を誇る。」という部分です。
 自分の生まれた国が大国だと思いたい気持ちも理解できなくはありませんが、世界には様々な国があります。バチカン市国やシンガポールのような都市国家もあります。そんななかで国土面積はごく狭小と捉え、海洋面積は世界6位だと誇る。この感覚には「国土は狭いからもっと広くしたい」という意識と「国土は狭いけれども海洋面積を含めれば大国だ」という大国意識とが、自然と包含されているように思えます。

 世界地図の中で日本列島を見たときに、小さい島だと思うか、なかなかの大きさの島だと思うか、一概に決めてはかかれません。ロシアや中国、アメリカなどと比べると小さいですが、ヨーロッパの国々や東南アジアの国々と比べると、決して小さいとも言えません。「ほうら、日本はこんなに大きな島国なんだよ」と教えることもできるのです。
 実際日本列島で生活をしてみて、国の小ささを実感することはほとんどありません。むしろほどよい大きさではないかと思えるのです。
 大国と比べて「小さい」という劣等感を持ち、海の広さで自尊心を満足させるという心理操作は、初めから不要なのではないでしょうか。

 それから、海洋面積では世界6位だという事実から、世界の大国として振舞おうとすると無理が生じるような気がします。大国は核兵器を保有し、それを抑止力にしています。つまり、万一のときには核兵器で報復できるという軍事力で大国たろうとするわけですが、核兵器の飛び交う戦争が起きたときに、国土の狭さを海洋面積の広さでカバーすることはまったく不可能なのです。海洋はあくまで経済的に利用できる水域にすぎないのです。居住の役には立ちません。

 大国意識よりも、地理的・歴史的特性を踏まえて、身の丈に合った国の在り方を絶えず求めるべきではないでしょうか。沿岸の経済水域が広く認められているのは、国際条約によるわけですから、国連機関や国際条約を大事にする外交政策を採り続けるべきです。
 「産経ニュース」を見て、そんなことを思いました。


 次はお知らせです。
 VFP(平和のための退役軍人の会)Japanから次のメールが届きましたのでご紹介します。

**********************************************

みなさま、
暑さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
7月22日(土)の 講演会「日本と周辺地域の危機を読み解く」は
あと2日に迫りました!
北朝鮮の脅威が高まる中で、広がる日本の軍事強化論。
北朝鮮は本当にトンデモ国家なのか?
日本の軍事強化は、東アジア地域に平和をもたらすのでしょうか?
今回は、ロイター通信エディターで、
民間シンクタンク「NPO ピースデポ」の田巻一彦さんに、
「朝鮮半島『危機』、外交交渉こそ解決の道」をテーマに
お話しを伺います。
また井筒高雄VFPジャパン代表より、
「元自衛官が見る この問題のリアル」
と題してお話しをいたします。

以下にご案内させていただきますので、
ぜひご参加くださいませ。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

VFPジャパン事務局

~ ~ ~ ~ ~

~ 「日本と周辺地域の危機を読み解く」 ~
イデオロギーからリテラシーへ ~

2017年7月22日(土)明治大学リバティタワー15階1154教室
13時30分~(開場13時)
資料代1000円(学生さん無料、会員さんはTシャツ着用で 500 円引き)

〔講演〕
「朝鮮半島『危機』、外交交渉こそ解決の道」
     田巻 一彦氏 (NPOピースデポ代表)
「元自衛官が見る この問題のリアル」 
     井筒 高雄(VFPジャパン代表)

コーディネータ: 武井 由起子


【申込み】イベントページで「参加」としていただくか、
メール vfpjapan@gmail.com まで、参加下さる方のお名前、連絡先、同伴者がいれば
お一人ずつのお名前を書いて送信下さい。

https://www.facebook.com/events/100294753943542/
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**********************************************
 以上お知らせでした。VFPJのみなさん、がっばってますねぇ!

 以下は local photo News です。
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 熊谷の夏祭りが始まりました。今日から3日間。暑いぞ熊谷の中でも熱い3日間です。熱中症には、みなさん、どうぞお気を付けくださいますよう!
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 最後までお付き合いいただきありがとうございました。ではまた!

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おかしくないですか、日本人の反応? [日本考]

 まずはじめに、九州北部地方に起こった集中豪雨災害、ブログ仲間の gonntan さんが被災地にいらっしゃいます。幸い gonntan 和尚さまのお寺は小高いところにあるそうで大きな被害はなかったそうですが、周辺が大変なことになっています。 gonntan さんは息子さんや奥さんと毎日のように復旧作業の支援活動をされ、またお忙しい中、まめにブログで様子を報告されています。
 gonntan さんの記事からお借りしてきた現地の写真です。
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 majyo さんも書かれていましたが、復旧活動を見守り、応援して参りたいと思う次第です。

 さて、今日の本題です。
 アベさんはおかしい人です。最近では党内の中谷さんなども「あせらない、いばらない、うかれない、えばらない、おごらない」などと忠言しているようですから、いまさら理由は言いませんが、これを支持する国民も、「どうも常識が違うのではないか、どこか狂ってないか」と思うところがあります。たとえば北朝鮮の核・ミサイル開発についてです。
 もちろん、そんな物騒なものはやらないでくれれば一番いいわけです。しかし、あの国は黙々と進めてきた。今や、核爆弾を小型化し、ICBM も使えそうな状況になってきた。
 アメリカのレッドラインがどこにあるかということがよく話題に上がり、核兵器の小型化とICBM の開発だと言われてきました。ほぼ達成されたようです。いま不確かなことは、ICBM が大気圏に再突入した際、搭載した爆弾が高温になることを抑えることができるのかどうかということのようです。
 アメリカとしては、なんとしてもそこまでの技術は得させたくなかった。なぜかというと、本国に核兵器を撃ち込まれることはなんとしても避けたいから。
 核兵器を保有すると核保有国同士は熱い戦争をしなくなる。結局、核兵器は戦争の抑止力になるというのは本当のようです。第二次大戦後七十余年、大国同士の戦争がなかったことの理由の一つはここにあるようです。
 では、戦争をしなくなるためには、すべての国が核兵器を持てばよいのかということになりますが、使わない物騒なものを地球上に増やせば増やすだけ、別の危険が増えるわけですから、戦争を抑止するために核兵器を保有するという行為は決して認められるものではありません。向かうべき方向は、軍縮であり、核兵器禁止条約です。
 これに日本が参加しなかったことを majyo さんが昨日の記事で書かれていますが、まったくご指摘のとおり、「被爆国日本はなにやってんの?」恥ずべきことです。
http://majyo1948.blog.so-net.ne.jp/2017-07-09

 さて、自国まで届く核兵器を持たれると、様子が一変するというのが世界の常識のようです。それに照らすと、日本は数年前に、日本列島を飛び越えるミサイル実験をやられています。そのときにレッドラインを越えられちゃったのです。
 北朝鮮の軍事技術を過小評価してはいけないと思います。あの国は、国の存亡を軍事力にかけているのです。韓国は融和政策を採る大統領が選ばれました。日本は、北がミサイル実験をするたびに、アメリカに軍事的圧力をかけることを頼み、集団的自衛権を行使する安保法制まで作って、行け行けドンドンみたいにやっていますが、すでにレッドラインは越えられちゃっているのですよ。
 ミサイルが飛来したら頑丈な建物に入るとか、何もなかったら伏せて頭を守るとか・・・そんなことを国民にまじめに広報するなんて信じられません。世界の常識では、そういうことは、政治が、政府が避けるのです。

 政府は、総理大臣があの人だから非常識極まりないのですが、国民も国民です。北朝鮮が軍事関連の実験をして、テレビがやんや取り上げるたびに、アベさんの支持率が上がるのです。
 何を考えているのでしょうか?
 「気に入らない国が危険な兵器を持ったから、早くやっつけるしかない、それに一番熱心なのはアベさんだ」なのですか? わかりやすい感情ですが、いくら気に入らないとはいえ、軍事大国をそんなに簡単に取り除くことなどできないのです。アメリカにしてそうなのです。

 それに「気に入らない」という根拠はなんなのですか? 確かに拉致問題はあります。未だに解決を見ていません。北の味方をする気持ちは毛頭ありませんが、あちらにはあちらの言い分もありましょう。盗人にも三分の理ありと言います。もっと決定的な根拠がなければ「気に入らない」などと思い込んではいけません。こちらが「気に入らないからどうにかしたい」と思えば、あちらはそうされないように準備せざるを得ないではないですか。むやみとこちらから仮想敵国をつくるものではありません。
 北朝鮮が日本の領土を欲しがっているという話など聞いたことも、その兆候を見たこともありません。欲しがっていることを心配するなら別の国でしょう。

 世界の常識にならって、頭を冷やして対策を考え直しましょう!

 本日は以上です。
 今日も暑いですね、当地はまた36℃とか!

 そうそう、私の体調、徐々に回復しています。以下はおまけの記事と写真です。
 昨日の夜はこんなのを食べました。7時半過ぎにお腹がすいたので近所のスーパーに行きました。(幼児にうつると大変だからと、仕事場で隔離生活をさせられている?喜んでしている?ものですから。)そしたら、半額のシールをペタペタ貼っていました。たいへんお安く済んじゃいました。
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 こんな記事までお付き合いいただきありがとうございました。


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続2・日本社会、急速悪化の原因は? [日本考]

 続きを行きます。

 蛇と蛙では勝負になりません。文科省はますます、官庁としては端に追いやられるでしょう。
 また省としてではなく官僚個人としても、幹部職員の人事管理は、2014年5月に設置された内閣人事局に握られていますから、文科省が蛙なら、官僚さんは蛇に狙われた蝿みたいなものです。ペロッとひと呑みされてしまいます。これではなかなか真相は外に出てきません。
 
 つまり、組織というのは、組織を守り、組織が拡大するように、日々、制度を充実させているわけです。そこで働く職員のことなど、眼中にありません。こうなると、ブラック企業ならぬブラック政府です。
 蛇に狙われた蝿はどうすればいいか?蛇の狙いを恐れておとなしくなるか、蛇の舌の届かないところに飛び去るか、どちらかです。
 組織が蛇になったときには、組織を離れる覚悟が必要です。組織依存症にかかると、この覚悟ができません。日本人はどうも組織依存症患者が多いように思います。
 諸外国でも、権力に造反するできごとがよく起こります。信念を通して造反する人は、たいてい職場を離れています。そうしてまで信念を通すことは、それほど異例の抗議行動ではありません。むしろ、人として当然の行動で、そうすることによって、その人の人格が継続し、信頼・尊敬を受け続けます。

 真実を語らないでとぼけ続けた財務官僚などは、日本では「立場上ああしか言えないんだ」と同情すら得てしまいますが、組織から離れて一人の人間として見ると、どうにも恥ずかしい、下の下の人間です。
 ここまで平気で堕ちてしまえる人種は、日本人を措いては他にはそうはいないのではないでしょうか。

 日本人はことほど左様に、大勢の人が「組織依存症」にかかっている、そのように見えます。中央官庁に勤めるようなエリートなら、どこでも仕事はありますよ。多少は待遇が落ちても、人としての誇りを失わず、気持ちよく生きていけますよ

 こんなことを書く気になったのは、先日、昼の番組で、寺脇さん(元文部官僚)がゲストとして招かれ、文科省の省庁としての地位の低さが話題になっていました。そこで、「文科省は女性官僚が多い」という発言がありました。半分以上が女性とも?
 するとそれを受け「女性は正義感が強いのだから・・・」という意見が出、「大いにがんばってもらいましょう」みたいな話になりました。今は、男はどうだ、女はどうだという言い方は、性差別になるのでうっかりできません。ですが、ここでは「女性は正義感が強い」とざっくり、平気で意見が述べられ、それを前提に話が進みました。

「女性は正義感が強い」こういうざっくり表現が許されるなら、「男性は組織依存症が多い」と言えると思います。日本人の中でも、男性は特にこれが多い。組織にはまり込むあまり、正義も理想も良心もどこかに飛んでいってしまう人が多いように思います。
 その点、女性は、組織の中で役割をこなして生きていることよりも、家族や友達、仕事仲間など、実際に顔を見ながらつながる人間関係の中で生きていることのほうが多いように思えます。

 男は定年退職して組織から離れると居場所がなくなり、家庭の中でも威張ってばかり、やがては家族からも見放されるという話をよく耳にします。一方、兄弟姉妹や旧友、趣味の仲間と活発に交流して楽しく過ごしている女性たちをしばしば見かけます。

 組織は便宜上あるものですから、組織が人を不幸にしたり、人を貶めたりするようなことはあり得ないことです。そうなったら、組織を離れるか、組織を解体すればいいだけのことです。
 日本の社会は、まだまだ男社会の面が色濃くあります。そこで社会全体が組織依存症になってしまっています。女性の社会進出が待たれていますが、女性のしなやかな生き方で、組織依存症社会を治療していって欲しいと思っています。社会進出しても、組織社会を補強するような進出の仕方は、何の意味もありません。

 男性も「組織依存症」に陥りやすいという自覚を持って、依存しても依存しても、いくらのめり込んでも、辿り着くところは靖国神社だったりするわけですから、ほどほどのところで目覚めて、天上天下の法理や自らの良心に従って生きるようにしましょうよ!

「女性は正義感が強い」というコメントから、以上のことを思った次第です。

 ひとつローカルなお知らせを追加します。さきたま新聞さんから拝借したものです。
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 以下はおまけの写真です。トリをとりたいのですが、なかなかうまく撮れません。
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 鳴き声が違うので撮ってみたのですが、やはりスズメでしょうか?
 琵琶を食べにくる鳥。葉っぱの影でなかなか姿が見えません。
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 オナガです。

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 嘴の色からしてムクドリでしょうか?
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 本日は以上です。お付き合いいただきありがとうございました。


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続・日本社会、急速悪化の原因は? [日本考]

 まずは友人が送ってきた東京新聞の記事です。
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 ついで、昨日の続きです。

 アベ一人に、なぜこうまで短期間に日本を変えられてしまったのかということを考えています。

 選挙で議席を与えすぎたからとか、マスコミの報道が公正でないからとか、一度政権の座から離れたために、政権を守り、党の方針をできるだけ実現したいという思いがジミン党員の間に強いからとか、アベが恰幅が良くて、口がまた超うまく人気があるからなど、理由はいろいろ考えられます。
 みな理由になっていると思います。

 しかし、それらが全部あたっているとしても、国民が基本的人権を奪われ、主権を脅かされ、正義が歪められ、嘘、誤魔化し、恫喝が横行し、戦争や原発事故のすぐそばに置かれるようになるのは、いくらなんでも行き過ぎです。どこかの段階でストップがかからなければなりません。かからないような社会は健全とは言えません。指導者が病んでいるだけでなく社会も病んでいると言わざるを得ません。
 いつか来た道にまた行くようでは、先人の幾多の犠牲が、労苦が、みな無駄になります。

 病は気がついて、治そうとしなければ治りません。何回でも同じことを繰り返してしまいます。

 まじめで、几帳面で、礼儀正しく勤勉な日本人の陥りやすい病は、「組織依存症」ではないでしょうか。

 組織というのは、目的を達成するために、複数の人間の力を効率よく活用するために作られます。そのための手段です。
 組織依存症というのは、組織を絶対視し、組織それ自体を維持拡大するために人が立ち働くようになった状態です。つまり、自己目的化が起こり、本来の目的が見失われた状態です。

 人は食べていくためにも多くの場合、組織を活用します。会社組織に入り、職場を得、会社に貢献することで対価をもらいます。あるいは、同業者の組合に入り、自らの事業を安定して営もうとします。
 会社組織や組合組織が、自らの経済目的に合わなくなれば、組織を見直す動きを採るか、組織からの脱退を考えるかします。
 しかし組織ができ、組織に帰属すると、組織に依存するようになりがちです。組織を大きく安定させることが目的となりがちです。行き過ぎると、組織を構成する従業員をこき使うブラック企業ができます。、

 政治家の作る政党という組織はどうでしょうか。究極は「日本をよくするため」というのが目的でしょうが、どのような方法でよくするかということからいくつかの政党が生まれます。議員の多くは政党組織に所属します。政治家は自分の意見を通すことで世の中に貢献しようとする人たちですから、自分の意見が通ること、すなわち権限を、権力を得ることが目的となります。

 自分の所属する政党組織が権力を得ることが目的となります。どうすれば権力を得られるか、選挙で議席を多数獲得することです。そこで、競争相手の他の政党の欠点をあげつらい、自分の政党の利点をうまく宣伝することが政治活動の主たる部分になります。もう本来の目的からは少しずれています。

 政党組織は、どうすれば日本がよりよくなるかということよりも、どうすれば相手を傷つけ、自分たちがより恰好よく見えるかに心血を注ぎます。
 野党から臨時国会開設の要求が出ているが、これに応えると相手に手柄を立てさせることになる、それよりは、ここは知らん顔をしておいて、臨時国会をやるなら、こちらの目的を達するための国会にしようではないか・・・どうすることが正しい方法で、日本のためになることかということよりも、政党間の駆け引きだけで政治が動いていきます。
 政党組織が相争っていると、まことにお国のためにはならないものです。

 組織というのは、そこに染まっては、そこに専従してはダメなものです。

 役人がよく組織を大事にすると言われます。そうです、役人というのはそこにそういう組織があるから、自分の職業ひいては自分そのものが存在する人たちです。自分の所属する省庁の権限が弱まれば、自分の権限が弱まったのとまったく同じことです。
 森友問題のときに、あれほど巧妙な特段の値引き方法を誘導した財務省は、一切文書記録を出さず、官邸・内閣府の主張のままに、嘘をつきとおしました。
 そのことが日本の政治にどんな悪影響を与えるかということなどには目もくれず、ここは官邸に恩を着せておくことが自分たちの省のためという組織中心主義の典型をやって見せました。
 お陰で森友問題の発覚は、なんら日本のためにはなりませんでした。ある学園一家の大いなる浮き沈みがあっただけでした。教育勅語の暗唱が潰れた点はほっとしたところですが。

 一方加計問題では、文科省が官邸・内閣府に異議を挟みました。これに驚いたスガ官房長官は、慌てて、握っていた個人情報を公開し、人格攻撃を始めました。役人が根拠もないことを文書にして出すことなど考えにくいことですから、文科省から出てくる文書の方がよほど信ぴょう性は高いと思われますが、組織としての文科省は「蛇に睨まれた蛙同然」と前川氏本人が言っているくらい、危機的状況に立たされてしまいました。

 ことほどさように、組織人間のやることは、「日本をよくする」とか「事実はどうだったのか」という解明からは程遠いものだということです。

 きょうもまだ問題解決の方法論まで行っていませんが、時間の都合でこれまでとします。

 以下はおまけの写真です。

 今年の四月ごろ、年金者組合に入ることにしました。
 昨日の土曜日に総会がありました。行ってみました。初めてだから後ろの方にいようと思っていましたが、「平和を願う音楽祭 in Kumagaya」の代表という扱いになったらしく、前の来賓席に通されました。
 こんなところです。
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 間が入って、後ろに下がりました。
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 レッドカードが任期があって(間違いに気続きました。レッドカードに任期はありません。人気です!)、持っていた分7~8枚、差し上げました。
 年金者組合のみなさま、どうぞよろしくお願い致します。
 本日は以上です。


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日本社会、急速悪化の原因は? [日本考]

 安倍晋三という人が総理になって、世の中が急速に悪くなりました。
 何をもってそう言うかといいますと、国会が下品になり質疑が軽んぜられ、政府の答弁が要領を得なくなりました。つまり国会が国の最高議決機関として機能しなくなりました。
 憲法や基本的人権に抵触する悪法が次々と作られるようになりました。
 NHKなど一部メディアの報道が信頼できなくなりました。
 総理が登用した閣僚や国会議員に、不適格者や不祥事が目立つようになりました。
 こうしたことを思い浮かべると、世の中が悪くなったとの印象を持たざるを得ません。

 このような現象が起きたとなるとその原因を考えなければなりません。
 その一は明らかに安倍晋三という人物にあります。あの人のイニシアチブで世の中が悪くなっているのです。言動を見ていると、相当に酔っている人です。何に酔っている?自分の信念に酔っています。自分の決めた目標に確信を持ち、その達成のためには何をしても許されると思っているようにさえ見受けられます。
 そういう人格欠落がある上に、歴史観など知的部分でも極めて偏りがあります。
 そうした点は既に多くの人が気づき、問題にしていますので、ここではこれ以上立ち入りません。

 ここでは、兜太先生いわく「アベとかいう変な人」が、一人出てきただけで世の中がこうも急速に悪くなってしまったというところを問題視したいと思います。そこには、世の中、つまり社会の側にもそれなりの問題があるのではないだろうか、それを探っておく必要があるのではないだろうか、と思うのです。

 アベの手法は、人気と家柄を利用して、森、小泉両元総理の抜擢もあって、自民党の総裁になり、党の人事権を握りました。与党の代表が総理になるので、内閣総理大臣にもなりました。総理は閣僚を指名する権限があるので、自分が指名した閣僚を集めて閣議を開き、そこで自分の思いを閣議決定し、その決定に従って官邸、内閣府を動かし、法案は国会を通過させ、行政は各省庁に働きかけてこれを実行しました。
 いくら憲法に違反することでも、公正さを欠くことでも、この方式で成し遂げてしまいます。異を唱える者は裁判に訴えることになりますが、裁判は何年もかかりますし、不都合な判決が出た場合には、控訴、上告すれば、最後は最高裁に来ます。そこはまた内閣が人事権を握っている世界ですから、どうにかなるさと高をくくっているのでしょう。

 こうして「三権分立は建前だけ」の独裁政権が誕生してしまいました。つまり組織の頂点に立って組織を牛耳ることによって、日本を牛耳る存在になったのです。
 この手法が強引で手荒であった部分が一部露呈し、森友学園問題や加計学園問題として、人々が行政に不審の眼を向けることになっているのです。

 問題は組織の長に不適任な人物が就くと、こうまで簡単にその組織が変わり、その組織が統括する組織社会が変わり、ひいては日本全体が、短期間にこうまで変わってしまうのかということです。
 まず、最初の組織、自民党内部でなぜ自浄作用が働かないのでしょうか? 次に国会の権限が奪われ、閣議決定の下に置かれたことについて、国会議員はなぜ反発しないのでしょうか? 省庁間の力関係にも、かなりの変化が生まれ、官邸・内閣府の力が急速に拡大したことについて、他の省庁から不平不満、疑問がなぜ噴出しないのでしょうか?
 いや、文科省からの行政文書の流出が、正にこれに当たると思われますが、気の毒なほど弱々しい反撃に思えてなりません。「萩生田官房副長官が、某日某時確かにこう指示したではないか、真実を曲げるのは良くない」と、なぜはっきりと言いきらないのか、そこに弱さを感じて仕方がありません。

 長くなりますので、続きは次回といたします。今日は問題提起だけで終わってしまいました。m(_ _)m

 以下はおまけの写真です。
 ツユクサの青さに目が止まりました。
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 かがみ込むと、なんと、その手前にシジミチョウがいるではないですか
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 ベニシジミでしょうか、顔まで写せました。

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 またまたお付き合いいただきありがとうございました。


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